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グルメ八幡浜

八幡浜ちゃんぽんとは?鶏がらと鰹・昆布の黄金色スープで食べる、港町のあっさりちゃんぽん

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八幡浜ちゃんぽんとは?鶏がらと鰹・昆布の黄金色スープで食べる、港町のあっさりちゃんぽんのアイキャッチ画像

ちゃんぽんと聞くと、豚骨の白いスープを思い浮かべる人が多いはずです。八幡浜のちゃんぽんは、まったく違います。丼から立ちのぼるのは、澄んだ黄金色のだしの香り。ひと口飲むと、魚と昆布のうま味がすっと通ります。

四国の西端、佐田岬半島のつけ根にある八幡浜市は、漁業と海運で栄えた港町です。八幡浜ちゃんぽんは、その土地柄がそのまま丼に入ったような一杯です。

八幡浜ちゃんぽん。澄んだスープに野菜、いか、えびがのっている八幡浜市内の店で提供された特製ちゃんぽん(2017年5月撮影) 撮影: J o / Wikimedia Commons CC BY-SA 4.0

八幡浜ちゃんぽんの特徴

八幡浜市の説明によると、特徴は次のとおりです。

  • スープは鶏がら・鰹・昆布などでだしを取った黄金色で、あっさり風味
  • 麺は太めの中華麺を使う店が多い
  • 具はたっぷりの野菜と豚肉
  • さらに、八幡浜の特産である蒲鉾・じゃこ天などの水産練り製品が入る

長崎ちゃんぽんの豚骨ベースの白濁したスープに対して、八幡浜は透き通った黄金色。同じ「ちゃんぽん」という名前でも、飲み口はかなり違います。

なぜ、かまぼこやじゃこ天が入るのか

八幡浜は水産練り製品の産地です。じゃこ天や蒲鉾をつくる店が市内に多く、家庭の食卓にも日常的に並びます。

その土地の当たり前が、そのままちゃんぽんの具になりました。魚のうま味を持つ練り製品が入ることで、鶏がらと鰹・昆布のだしとよく馴染み、「魚のまち八幡浜らしさ」が一杯の中で完成します。

港町に伝わった中国の食文化から

八幡浜市は、八幡浜ちゃんぽんを「長崎などの麺文化を、八幡浜風にちゃんぽんにして生まれた食べ物」と説明しています。長崎・神戸・横浜と同じように、中国の食文化が海を渡って港町に伝わり、地元の食文化と混ざり合って生まれたと言われています。

現存する最も古い提供店は、昭和23年(1948年)の創業。戦後まもない時期から、この町の人が食べ続けてきた味です。

市内30店を超える、食べ比べの町

八幡浜市によると、ちゃんぽんを出す店は食堂・レストラン・カフェ・居酒屋・ホテル・寿司店など30店を超えています。市は「八幡浜ちゃんぽんMAP」も公開しており、店ごとの味の違いを食べ歩くことができます。

メニュー名にも土地の言葉が残ります。

  • ちゃんぽん定食
  • 特製ちゃんぽん(具を増やしたもの)
  • ちゃん玉(卵入り)

スープのだしの取り方、練り製品の種類、野菜の切り方は店ごとに違います。二軒、三軒と回ると、「八幡浜ちゃんぽん」という枠の広さが見えてきます。

食べに行くときのポイント

  • 八幡浜市中心部と、道の駅 八幡浜みなっとの周辺に提供店が集まっています
  • 昼どきは混み合います。時間をずらすと落ち着いて食べられます
  • 九州へのフェリーが発着する町なので、船の待ち時間に一杯、という食べ方もできます
  • みかんの産地でもあります。ちゃんぽんのあとに柑橘のスイーツ、という組み合わせもおすすめです

このページの下では、EHIME NOW に登録されているお店を紹介しています。営業時間や定休日は変わることがあるので、出かける前に各店の案内を確かめてください。

肉野菜炒めを麺にのせる、作り方の型

愛媛県の公式観光サイト「いよ観ネット」は、八幡浜ちゃんぽんの作り方の型をこう説明しています。玉ねぎやにんじんなどたっぷりの野菜を、豚肉と多めのこしょうで炒めた「肉野菜炒め」を、太めのストレート麺の上にのせて仕上げる。スープは鶏がら・かつお・昆布のあっさりだし。具を煮込むのではなく、炒めてからのせるので、野菜の香ばしさとこしょうの風味が立ちます。

店の数は、八幡浜市の説明で30店超(2017年)、いよ観ネットでは29店舗(2025年10月現在)。市が公開する「八幡浜ちゃんぽんMAP」は2026年10月版に更新されています。町の規模を考えると、ちゃんぽんを出す店の密度はかなりのものです。

老舗の系譜

いよ観ネットが紹介する店のうち、八幡浜商店街内の「ロンドン」は醤油ベースの鶏がらスープに豚バラと野菜のうま味を合わせた一杯、「ちゃんぽん亭イーグル」は3代にわたって受け継がれる老舗で、鶏がらスープを白濁させずにコクを出すのが持ち味とされています。市の説明にある「現存する最も古い提供店は昭和23年創業」と合わせると、戦後から店ごとに味を磨いてきた町だと分かります。

参考にした情報

写真について

本文の写真は Wikimedia Commons の自由ライセンス作品で、写真の下に撮影者とライセンスを記載しています。特定のお店の商品写真ではなく、食べもののイメージをつかむための参考写真です。

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